キッコーマンが株主優待を変更。100株で優待がもらえる。
3月31日、キッコーマンが株主優待の変更と、「1,000株→100株」への変更を発表しました。
株主優待制度の変更に関するお知らせ
単元株式数の変更および定款の一部変更に関するお知らせ
証券取引所が1,000株の銘柄を100株に統一する動きを進めているため、キッコーマンが4月1日から100株で買えるようになりました。
キッコーマン以外にも100株になった銘柄はたくさんあります。興味のある方は、こちらをご覧ください。
さて、今回の変更にともない、株主優待の内容も大きく変わりました。
株主優待の内容
変更前
(1)対象となる株主・・・毎年3月末時点で株主名簿に記載または記録されている1,000株以上保有の株主
(2)株主優待の内容・・・2,500円相当の自社グループ製品
変更後
(1)対象となる株主・・・毎年3月末時点で、100株以上を1年以上継続保有する株主(9月末・3月末の株主名簿に同一株主番号で3回以上記載された株主)
・100株以上・・・1,000円相当の自社グループ製品
・1,000株以上(3年未満)・・・3,000円相当の自社グループ製品
・1,000株以上(3年以上)・・・5,000円相当の自社グループ製品
※初年度は2018年3月末の全株主が優待の対象となる
(2)発送時期・・・毎年6月下旬~7月上旬予定
キッコーマンの株主優待は自社製品(めんつゆ等の調味料)です。
3月31日の株価が3,325円。変更前の条件では、株主優待をもらうためには1,000株以上が必要でした。
3,325円×1,000株=332万5000円
となり、投資資金が332万5000円かかりました。普通の投資家では、なかなか手が届きません。
キッコーマン日足チャート
そして変更後の4月3日です。終値は3,405円でした。
3,405円×100株=34万0500円
となり、約34万円で1,000円分の優待がもらえます。NISA口座でも買えるようになったので、少しずつ人気が出てくるかもしれません。
株主優待1,000円÷投資資金34万0500円×100≒0.29%
ちなみに、株主優待利回りは0.29%ほどです。「業績メインで優待はオマケ」のイメージで買うと成功しやすいと思います。○○ショックで全体が下がったときに買っておきたい銘柄です。