郷鉄工所、監理銘柄の指定解除で株価急騰
郷鉄工所、時価総額10億円未満と今後に日程についての続きです。
3月7日、郷鉄工所は2017年3月期の第3四半期決算発表を行い、監理銘柄の指定を解除されました。
これにより、翌8日の株価が急騰しました。
郷鉄工所日足チャート
3月8日終値は78円。前日比23円高(+41.82%)でした。時価総額を計算しますと、
時価総額=78円×1582万6862株≒12億3450万円
となります。時価総額10億円以上を達成し、このまま続けば希望が見えてきます。
郷鉄工所の上場維持へのハードル
(1)3月14日までに2017年3月期第3四半期の決算書が提出できるか?
・提出した→(2)へ進む、提出できない→上場廃止
(2)2017年3月期決算で債務超過が解消されるか?
・解消された→(3)へ進む、解消されない→上場廃止
(3)5月31日までに事業計画改善書を提出できるか?
・提出した→(5)へ進む、提出できない→(4)へ進む
(4)5月31日までに時価総額(月間平均および月末)が10億円以上になるか?
・10億円以上→上場維持、10億円未満→上場廃止
(5)11月30日までに時価総額(月間平均および月末)が10億円以上になるか?
・10億円以上→上場維持、10億円未満→上場廃止
(1)をクリアしました。残るハードルはあと3つです。ただ、決算書を見ると、(2)のハードルがかなり高そうです。
2017年3月期決算予想
今期の決算は赤字予想です。債務超過(資産を全部売っても借金を返しきれない状態)で、さらにこの赤字ですから、資金繰りはかなり厳しそうです。
3月31日まで、あと3週間あまり。なんとか債務超過を解消してほしいですね。