パナホーム、比率の見直し期待で株価急騰
パナホームの上場廃止と株主優待、株主の今後についての続きです。
パナソニック(6752)の完全子会社となり、7月27日に上場廃止が予定されているパナホーム(1924)。株式交換による完全子会社化のため、株式交換比率「1」:「0.8」とほぼ釣り合うように、両社の株価が動きます。
前回、「パナホームに特別なことがない限り、上場廃止までこれが続きます」と書きました。
どうやら、特別なことが起きたようです。
株式交換比率に不服な海外勢が動き始めたようです。この結果、比率の見直し期待によって、パナホームの株価が急騰しました。
パナホーム日足チャート
2月10日終値は1,027円。前日比68円高(+7.09%)でした。
パナソニックとパナホームの時系列株価
日付 | パナソニック | パナホーム | 比率 |
---|---|---|---|
2/6 | 1,180 | 963 | 0.816 |
2/7 | 1,175.5 | 958 | 0.815 |
2/8 | 1,192 | 972 | 0.815 |
2/9 | 1,172.5 | 959 | 0.818 |
2/10 | 1,218 | 1,027 | 0.843 |
両社の時系列株価はご覧の通り。右の列は、パナソニックを「1」としたときのパナホームの比率です。「0.8」を大きく上回っています。パナホームの株価が、パナソニックに比べて、明らかに割高な水準まで上がりました。
すでに、変更(見直し)を先取りするかのような動きです。
今後どうなるかわかりませんが、結果が出るまで保有し続けるのも悪くない状況になりました。かなり珍しい現象です。
配当金や株主優待だけでなく、投資の経験値もたっぷり貯まりそうな予感です。株主の方が本当にうらやましいです。