ダイトウボウ、優待内容の拡充で株価上昇
2月8日、東証1部上場のダイトウボウ(3202)は、第3四半期決算と優待の変更を発表しました。
株主優待の変更内容
変更前
【保有期間6ヶ月以上】3月末の株主
・1,000株以上・・・2,000円相当のクオカード
・2,000株以上・・・4,000円相当のクオカード
変更後
【保有期間6ヶ月以上】3月末の株主
・1,000株以上・・・2,000円相当のクオカード
・2,000株以上・・・4,000円相当のクオカード
【保有期間1年以上】3月末の株主
・1,000株以上・・・3,000円相当のクオカード
・2,000株以上・・・5,000円相当のクオカード
ダイトウボウの株主優待はクオカードです。今回の変更により、保有期間1年以上の長期株主に対して、クオカードが増額されました。
2018年3月末の優待から適用されます。増額分のクオカードがほしい場合は、2017年3月28日までに購入すれば間に合います。
ダイトウボウ日足チャート
この発表等により、翌9日の株価は急騰しました。終値74円、前日比3円高でした。
東証2部への指定替えについて
時価総額・・・20億円未満である場合において、9か月(所定の書面を3か月以内に提出しない場合は3か月)以内に20億円以上とならないとき
以前、掲示板で見かけたコメントです。この企業は東証1部にこだわりを持っているそうで、時価総額が20億円を下回りそうになったら、何か新しい発表をしてくれるという期待があります。
東証1部から2部への指定替えを行った企業は、直近ではシャープ(6753)が該当します。シャープが東証2部になった理由は「債務超過」でした。
ダイトウボウは業績がすごく悪いわけでもないので、当面の課題は時価総額です。株主優待を充実させると株主数も同時に増えるため、理にかなっているなと思ったわけです。