低位株・超低位株・仕手株の傾向と対策(12月第1週)
「低位株・超低位株・仕手株」のつづきです。年末に向けて、これらの銘柄がいくつか動き始めたので、12月第1週の様子をまとめてみたいと思います。
12月1日値上がり率上位銘柄
東日CLG(8291)
終値55円、前日比+9、上昇率19.57%。
1日で約20%の値上がりはかなり大きいです。
12月3日値上がり率上位銘柄
石川製作所(6208)
終値63円、前日比+8、上昇率14.55%。
第1週で特に目立ったのは「東日CLG(8291)」と「石川製作所(6208)」です。
両社の日足チャートをご覧になるとおわかりのとおり、今回は「上昇が1日終わらない」というのがひとつの特徴のようです。
2日連続で上昇したり、数日たってからもう一度上昇したり、と例年に比べて比較的参戦しやすい状況が続いています(だからといって、初心者の方に投資をおすすめするわけではありません)。
最悪のケースでは、「午前9時からいきなり上がり始めて午前中までに上昇が終了してしまう」ことがあるのですが、今年は上がったのを確認してから購入しても間に合う。
金融危機の影響で、低位株(特に50円以下の超低位株)の株価が軒並み下落してしまったのがひとつの要因かと思います。
以前「100円~200円」だった銘柄が「100円以下」に、「100円以下」の銘柄が「50円以下」に・・・と、1つずつ位置が下がっているんです。
上昇が開始する、そもそもの出発点(株価水準)が低すぎる銘柄が多いです。
ただ、上昇率が高いからといって、株価1ケタの銘柄を大量に購入するのは避けた方が良いでしょう。
某銘柄群は、1円の値上がりで20%以上の上昇率になるのですが、利益確定がやりづらいです。
数十円の銘柄で5円~10円の値上がり益をゲットするのが効率的ではないかと考えます。
あと、100円~200円の銘柄を20~30円の値幅で利益確定するのも良い選択ではないでしょうか。
いずれにせよ、低位株・超低位株・仕手株の今年の投資環境はいつもより、かなり良い条件が整っているように思います。
(※国内・海外の情報によって、状況が一変することもあります)