タカタの法的整理報道(2)
1月19日早朝、スポンサー候補がタカタに法的整理を提案したとの報道が出ました。
この報道により、8時20分から11時30分までタカタの売買が停止になりました。売買再開後も売り注文が殺到。結局、前日比150円ストップ安の717円で取引を終えました。
今のところ、正式発表はありません。
タカタ日足チャート
株式市場では、すでにタカタの法的整理を前提とした値動きになっています。仮に、このままタカタが上場廃止になるのであれば、年末からの株価急騰がそのシグナルだったとわかります。
タカタは去年からウワサがありましたし、株価の上がり方が、あまりにも「あからさま」だったので、多くの投資家が気づいたと思います。
「米国司法省との和解」という、株価上昇の根拠となるわかりやすい材料が付いていたのが特徴的でした。
タカタの株主について
もし、「もうダメだ」と感じたら、すぐに撤退することをオススメします。少しでも多くの投資資金を回収した方が良いです。NISA口座も同じです。
もちろん、復活を信じて、最後まで持ち続けるのもアリです。
上場廃止前のタカタのマネーゲームについて
正式発表前に情報が出ると、高い株価で寄り付くので、マネーゲームに参加しても儲けが少なくなります。
また、購入後に正式発表があるかもしれないので、翌日に持ち越すこともできません。もし、タカタの取引に参加したい場合は、正式発表があるまで、デイトレで数円抜きを繰り返すのが良いと思います。
タカタへの投資は間違っていたのか?
個人投資家がよく行う逆張り投資。購入後に株価が急落すると、投資が失敗だったのではないか? と不安になります。しかし、まだ決まったわけではないですが、この投資は間違っていないです。
シャープのように成功することもありますし、東芝やタカタのように利益確定の機会を用意してくれることもあります。
同じような銘柄に資金を分散して投資すること、利益確定を早めに行うことを守れば、トータルでは儲かると思いますよ。