ユニクロ、11月過去最高月間売上高達成でストップ高
昨日取引終了後の午後3時5分、ユニクロを展開するファーストリテイリング(9983)が11月の月間売上高を発表しました。
ファーストリテイリング(9983)のIR情報
平成21年度8月期 国内ユニクロ事業 売上推移速報
国内ユニクロ売上情報
客数、客単価ともに増加し、11月の売上高は前年同月比32.2%増の過去最高となりました。
ファーストリテイリング12月3日気配値
この発表を受けて、ファーストリテイリングは買い注文が殺到。結局、前日比1000円ストップ高の10790円に急騰しています。
11月24日に紹介した「売上高の発表前にファーストリテイリング株を購入し、発表後に売却する」という方法は大成功となりました。1泊2日で資金が10%以上増えるわけですから、「出来すぎ」の感じです。
ただ、実際にユニクロの店舗を訪れたから気づいたことですし、それなりの労力を伴っているわけですから、こういう儲け方があっていいんじゃないですかね。
なお、投資家の場合、企業側が良い情報を発表した時に「材料出尽くし」という現象に気をつけなくちゃいけないときがあります。
※材料出尽くし・・・材料(株価を動かすきっかけとなる情報や出来事)が株価に影響を与えなくなること
どんなに良い情報が流れたとしても、株式市場の反応が鈍く、株価が全く上昇しないことがあります。
しかし、今回のケースでは、この材料出尽くしは全く考えていなかったです。
12月2日の1分足チャート
取引終了に向けて、株価が下落しているのがわかりますでしょうか?
先月11月の同じ時期に「10月の売上高の数字が悪かった」ことから、「今回の発表前に売却しておこう(利益確定しておこう)」という意図を持った売り注文がでていたのではないかと推測されます。
個人的には、こういう現象は大歓迎です。逆に、発表前に、今回の売上高の良さを先取りして、株価がどんどん上昇する方が怖かったです。
また、今回の上昇は、「単に運がよかっただけでは?」と思ったりもしたんですが、ネットでいろいろ巡回していると、発表前に「売上高が良い」と気づいていた投資家がたくさんいらっしゃったようです。「やっぱり気づいている人は気づいているんだな」と感じました。
本日のファーストリテイリング株で儲かった投資家の方々、どうもおめでとうございます。