会社の都合で優待を変更すると株主は離れる(MORESCO)
12月13日、東証1部上場のMORESCO(5018)は株主優待の変更を発表しました。
株主優待の変更詳細
【変更前】
・100株保有・・・クオカード2,000円分(1,000円分を年2回:2月末、8月末)
【変更後】
・100株保有・・・神戸市の物産品2,000円相当(年1回:2月末)
【変更の時期】
・2017年2月末日の株主から、新しい優待の適用開始
MORESCOの株主優待は、クオカードから物産品に変更されました。2017年2月末の株主から新しい優待になります。
MORESCO日足チャート
日足チャート3ヶ月分です。今回の優待変更はかなり不評だったようで、株価が値下がりしました。14日終値は1,595円、前日比63円安(3.80%安)でした。
某掲示板を見ると、株主の不満の書き込みがたくさんありました。何がもらえるか分からない物産品より、確実に2,000円分の価値があるクオカードの方がありがたいと思ったのでしょう。
地方の特産品が欲しい場合は、ふるさと納税を活用することができますし、投資家はかなりシビアに優待銘柄を比較しています。
企業側は優待の経費を節約したかったのかもしれませんが、優待を変更するなら、廃止して増配に切り替えた方が良かったです。増配であれば、株価が割安になると、大口投資家(外国人投資家含む)が買ってくれたでしょうから・・・。