エイチアンドエフのTOBと株主の今後について
11月4日、東証1部上場の日立造船(7004)は、エイチアンドエフ(6163)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOB価格は2,125円、TOB期間は11月7日から12月19日までの30営業日です。手続きが順調に進むと、エイチアンドエフは上場廃止になります。
エイチアンドエフの株主は、TOBに参加して2,125円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が2,125円に近づいたら株式市場で売却することができます。
エイチアンドエフの今後の株価について
日付 | 株価 | 値幅 |
---|---|---|
11/4 | 1,440円 | - |
11/7 | 1,740円 | +300円 |
11/8 | 2,125円 | +400円 |
今後、エイチアンドエフの株価は、2,125円近辺まで上昇し、その後は上場廃止まで横ばいが続きます。
TOBに参加するメリット・デメリットについて
メリットは、TOB価格2,125円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。デメリットは、投資資金の回収が遅くなること、手続きが面倒なことです。
具体的には、エイチアンドエフ株を、購入した証券会社からカブドットコム証券に移管して(移動して)売却します。投資資金が戻ってくるのは、12月27日以降になります。
TOBに参加するには、カブドットコム証券の口座が必要です。カブドットコム証券は有名ですから、ほとんどの人が口座を持っていると思います。
持っていない方は、口座開設とTOBの手続きを同時に行うとバタバタして焦るので、あらかじめ口座を持っておくと良いかもしれません。
なお、エイチアンドエフの売却金額(2,125円×株数)は、証券口座へ入金してもらうと便利です。
エイチアンドエフの株主の今後について
TOB価格2,125円は、ほとんどの株主が含み益になる水準です(※2014年3月の急騰時に買っていなければ)。プレミアムもたくさんついていますし、比較的好条件だと思います。
管理人が株主であれば、11月8日に、株価が2,100円以上になったところで利益を確定すると思います。株主のみなさん、よかったですね。