はごろもフーズの虫混入発表と今後について
10月27日、東証2部上場のはごろもフーズは、2014年12月20日製造のシーチキンLフレークに虫が混入していたことを発表しました。
過去、異物混入事件は多数ありましたが、今回のはごろもフーズは初期対応を誤ったために、問題が当初より大きくなってしまいました。
はごろもフーズ日足チャート
しかし、今のところ、株価への影響はあまり見られません。はごろもフーズは東証2部上場で出来高が少ないので、信用売りを積極的に仕掛ける動きもなく、一部投資家によるリスク回避の売りがあったくらいです。
もちろん、これからさらに炎上してしまうと、もっと下がる可能性はあると思います。
はごろもフーズの今後について
異物混入事件で有名なところは、マクドナルド(2702)やマルハニチロ(1333)のほか、「G」つながりではペヤングのまるか食品(非上場)などがあげられます。
どの企業も、問題発生から1年~2年で回復しているので、致命傷にならなければ、はごろもフーズもこの流れになると予想されます。
①シーチキン全商品の撤去
②金融機関からの資金調達
③工場もしくは設備の刷新
④銘柄名・社名・コード番号の変更
⑤1,000株から100株に変更
⑥株主優待の変更
過去の事例から、可能性のある出来事をピックアップしてみました。投資家に直接関係があるのは④から⑥までです。
はごろもフーズの28日終値は1,232円。1,000株単位ですので、
1,232円×1,000株=123万2000円
となり、はごろもフーズの投資には123万2000円が必要です。今の株価でも投資資金が高すぎるので、NISA口座では買えません。個人投資家が得意な逆張り投資で試しても、はごろもフーズに通用しないと思います。
株価があまり下がっていないので、俗に言う「バケツリレー」になると危険です。買うのはもう少し待った方が良いでしょう。