ピーシーデポコーポレーションが9月の月次情報を発表
10月11日17時30分、ピーシーデポコーポレーション(7618)が、トラブル後の月次情報を発表しました。
9月の全店売上高が前年同月比23.4%のマイナス、既存店売上高が21.5%のマイナスでした。8月が10.5%マイナス、9.9%マイナスでしたから、数字がさらに落ち込んでいます。
契約トラブルが発生したのが8月中旬でしたので、1ヶ月間の数字が入った9月が本当の結果だと思います。
前回も紹介したように、マクドナルドと比べながら業績を見るとわかりやすいと思います。
マクドナルドは、このあと、運転資金が不足したために金融機関から資金調達し、店舗の大幅なリニューアルを行っています。
ピーシーデポコーポレーションもどこかで資金調達があるかもしれませんね。来月発表予定の「中間決算の結果待ち」です。業績下方修正が発表される場合は、もっと早い時期に情報が出るでしょう。
ピーシーデポコーポレーション日足チャート
10月12日終値は516円、前日比40円高でした。「あく抜け(悪材料出尽くし)」だそうです。信用売りを行っていた投資家が利益確定に動いた感じです。
リバウンドらしいリバウンドもなく、ここまで下げ続けた銘柄はあまり見られません。管理人がリバウンド狙いで買い注文を入れると、含み損を抱えて確実に失敗するでしょう。ナンピン買いなど、もってのほかです。
また、気になるのは、NISAのランキングでピーシーデポコーポレーションが出てこないことです。トラブルの内容が内容だけに、金融資産を多く持つ高齢者やネット証券メインの個人投資家から、かなり警戒されているようです。
管理人は、今後、この銘柄を買うことはありませんが、回復する過程に関心があります。重要なサンプルになることを期待しています。