株主優待を拡充しても株価が上がるとは限らない(日伝)
8月26日、東証1部上場の日伝(9902)が、株主優待の追加を発表しました。
日伝の株主優待の内容
従来の株主優待(9月末の株主、12月発送)
・100株以上・・・さぬきうどん300グラム×3袋
・1,000株以上・・・無洗米2キロ詰め3パック
新設された株主優待(3月末の株主、6月発送)
・100株以上・・・クオカード1,000円分
・1,000株以上・・・クオカード3,000円分
日伝の従来の株主優待は食品(さぬきうどん・無洗米)でした。今回の発表によると、これに加えて、クオカードがもらえるようになります。
食品は毎年9月末の株主、クオカードは毎年3月末の株主が対象となります。
日伝(9902)日足チャート
日足チャート3ヶ月分です。日伝の株価は、発表直後は上昇したものの、かなり控えめでした。その翌日には元に戻ります。本日の終値は、前日比40円高の2,864円でした。
新設された株主優待の内容が、他社との競争が激しいクオカードであること、権利確定月の来年3月までかなり時間があること、などが原因と思われます。
今のところ、株主優待メインより業績で買う銘柄と言えるでしょう。