アンジェスMGのライツ・オファリング(2)
アンジェスMGのライツ・オファリング(1)のつづきです。
7月29日は、アンジェスMG(4563)新株予約権の権利落ち日でした。
権利落ち日の基準値
アンジェスMGの新株予約権は、保有株と同数の新株を1株288円で買える権利です。28日終値が414円。計算しますと
(414円+288円)÷2=351円
となります。
7月28日:アンジェスMGの親株1株(414円)
7月29日:アンジェスMGの親株1株(?円)+新株1株(288円)=計2株
7月28日から29日にかけて、株主が保有する株数は2倍に増加する可能性があります。この状況が29日以降の株価に反映されます。29日の取引は、この351円が出発点です(7月28日は、7月決算銘柄の株主優待や配当金の権利付最終日だったのでわかりやすかったと思います)。
アンジェスMG日足チャート
日足チャート1ヶ月分です。右端のローソク足が7月29日のものです。始値359円、高値376円、安値351円、終値373円でした。基準値より少し上昇し、その後も順調に推移しました。
アンジェスMGの日足をさかのぼって見てみると、ライツ発表直後に急落し、その後はやや回復しています。前回の石山ゲートウェイホールディングスのような、極端な値動きではありません。
過去のライツ銘柄とよく似ています。
新株予約権の上場は8月1日(金)。新しい情報(材料)がなければ、おだやかな株価推移がこのまま続きそうです。