エナリスの株価急落
東証マザーズ上場のエナリス(6079)は、7月29日付で監理銘柄(審査中)に指定されました。
特設注意市場銘柄に指定されてから1年6ヶ月経過し、東証がエナリスの内部管理体制等が改善されていないと判断した場合は、エナリスは上場廃止となります。
エナリス日足チャート
監理銘柄(審査中)に指定されたことにより、エナリスの株価は急落。7月29日は前日比80円ストップ安の282円で取引を終了しました。
これから、エナリスを取引する場合は、
1、上場維持に期待して、株価が安くなったところを買う
2、上場廃止が決定してから、マネーゲームに参加する
この2つが考えられます。
1の投資期間は、エナリスの購入から東証の発表までです。上場維持or上場廃止の決定は、東証が行います。ただ、監理銘柄の指定のときにヤフートップニュースになったので、正式発表の前に報道で知ることができるかもしれません。
2の投資期間は、上場廃止決定から売買最終日までです。今年は、過去に紹介したイーター電機工業やMAGねっとホールディングスのように、上場廃止銘柄の株価急騰が頻繁に見られます。エナリスも同様の現象が起きるかもしれません。
いずれにせよ、1・2の取引はリスキーですので、投資資金は少なめに設定し、損をしてもダメージを受けない状態にするのがコツです。100株~1,000株で売買を繰り返すのが良いのではないでしょうか。