石山ゲートウェイホールディングスのライツ・オファリング(3)
本日7月11日は、石山ゲートウェイホールディングス新株予約権(77089)の新規上場日でした。
石山Gateway Holdings(株)第7回新株予約権(コード7708-9)の新規上場日の基準値段等について
基準値段は70円、ストップ高が120円、ストップ安が20円です。基準値段の計算式は、石山親株の10日終値が130円でしたので、
130円-60円(子株の値段)=70円
となります。では、この日の新株予約権の取引はどうだったでしょうか?
石山GWHD新株予約権7月11日5分足
売り気配で始まり、9時3分に初値63円(61円に訂正)をつけました。6分に70円の高値、10時17分に45円の安値、終値は58円です。前回のアルメディオと異なり、新株予約権が独自の動きをしたのは、ほんの数分間でした(初値から70円になるまで)。
石山の親株が下がったので、それにつられる形で新株予約権も値下がりします。
通常、
親株の株価-60円=新株予約権の値段
となるよう、お互いの価格はそれぞれ動きます。石山ゲートウェイホールディングスの場合は、ほぼ基本通りの結果となったわけです。
石山GWHD(7708)日足
ちなみに、石山親株の終値は120円でした。
120円-60円>58円(新株予約権の値段)
となり、新株予約権が割安の状態です。しかし、過去のライツ・オファリングを見る限りでは、新株予約権が割安な状態で続くことが普通なので、この状況を見て「新株予約権を買うのがおすすめ!」とはなりません。
今後、石山GWHDの新株予約権の値段が上昇するときは、親株の株価が急騰するときだと思います。新株予約権が上場するまで、変な動きをした親株ですから、どこかで予想外の展開が待っているんでしょう。
このまま何事もなく、新株予約権が上場廃止になってしまうのはもったいない。新株予約権の上場期間は7月11日(金)から9月2日(火)まで。2ヶ月弱の期間があるので、期待して株価を眺めたいです。