石山ゲートウェイホールディングスのライツ・オファリング(2)
石山ゲートウェイホールディングスのライツ・オファリング(1)のつづきです。
7月8日は、石山ゲートウェイホールディングス(7708)新株予約権の権利落ち日でした。
権利落ち日の基準値
石山ゲートウェイホールディングスの新株予約権は、保有株と同数の新株を1株60円で買える権利です。7日終値が174円。計算しますと、
(174円+60円)÷2=117円
となります。
7月7日:石山の親株1株(174円)
7月8日:石山の親株1株(?円)+新株1株(60円)=計2株
7月7日から8日にかけて、株主が保有する株数は2倍に増加する可能性があります。この状況が8日以降の株価に反映されます。8日の取引は、この117円が出発点です。
石山ゲートウェイホールディングス日足チャート
日足チャート2ヶ月分です。右端のローソク足が7月8日のものです。
始値142円、高値166円、安値141円、終値147円でした。
基準値より、かなり上昇しています。新株予約権の権利がもらえる寸前まで株価は上がり続け、なおかつ権利落ち日に、ライツ発表直後の株価(修正済の株価)を超えました。
メガネスーパーのときと同じ現象でしょう。極端すぎますが・・・。ただ、ライツ発表直後に祭りになる銘柄ですし、ある程度想像できた状況だと思います。
最後に、メガネスーパーが上がったときの様子を追記します。石山ゲートウェイホールディングスは、良くも悪くも、本当にすごい株です。管理人含め、初心者が石山を取引すると、確実にカモられるかと・・・。
株価急騰の理由(メガネスーパー)
最後は、株価急騰の理由についてです。これはおそらく、権利落ち日には、需要(買い注文)と供給(売り注文)のバランスが一時的に崩れるのではないか?、と考えています。
買い注文に対して、売り注文が圧倒的に少なくなり、結果的に株価が上がってしまうのではないかと。
ライツは、株主に対して発行する「通称:株の割引券」なんですが、現時点で「権利をもらって、すぐにサヨナラ」と株を売ってしまう人があまり多くないようです。一方、買いについては、メガネスーパーが低位株であることから、投資家の買い意欲も旺盛です。
また、取引開始直後に買い注文が殺到している状況が演出されますから、それに拍車を掛けるように、買いが集まります。いくつもの要因が重なり、今回の株価急騰になったのだと思います。
今回は、非常に興味深いものを見せてもらいました。これからも様々なことが起きそうですね。