ギャバンのTOBと株主優待
5月12日、東証1部上場のハウス食品グループ本社(2810)は、ギャバン(2817)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
TOB価格は710円、TOB期間は5月13日から6月23日までの30営業日です。
ギャバンの5月13日終値は、前日比100円ストップ高の700円。ギャバンは上場廃止を予定しているので、株価は710円近辺まで上昇し、その後は横ばいが続く見込みです。
ギャバン株主が利益確定をするなら、このあたりの水準で良いと思います。
ギャバンの株主優待はどうなるの?
【1,000株以上保有】
2,000円相当の自社製品
・ブラックペッパーグラウンド(100g)
・ガパオシーズニング(100g)
・パッタイシーズニング(100g)
・パセリみじん切り(3g瓶)
【3,000株以上保有】
4,000円相当の自社製品
・ブラックペッパーグラウンド(100g)
・ガパオシーズニング(100g)
・パッタイシーズニング(100g)
・グルメミル高知県産・仁淀川山椒入(14g)
・あらびき柚子こしょう(135g瓶)
ギャバンの株主優待は、自社製品のスパイス類です。3月31日時点で保有する株主は、上記スパイスが贈られます。
ギャバンは上場廃止を予定しているので、2016年の株主優待が最後だと思われます。今回のようなTOBは、その多くが、発表から3ヶ月から6ヶ月ほどで上場廃止となります。
ギャバンも今年中に上場廃止になる可能性が高いです。優待目当てで買っている場合は、上場廃止日が決定したときに、別の優待銘柄に乗り換えるのが賢明でしょう。