東福製粉の東証2部上場廃止と株価
12月24日取引終了後、東証2部・福岡証券取引所に上場する東福製粉(2006)の上場廃止が決定しました。上場廃止日は2016年1月25日(月)、売買最終日は1月22日(金)となります。
と言っても、上場廃止になるのは東証2部のみです。東証を上場廃止になっても、福証で取引可能です。
主なネット証券では、SBI証券・マネックス証券・松井証券であれば、福証の取り扱いがあります。流動性の確保という面では心配なさそうです。
上場廃止理由は、「時価総額5億円未満で、1年以内に回復しなかった場合」に該当します。業績が著しく悪化したなどの理由と異なるので、倒産企業とは全く別の話です。
東福製粉日足チャート(東証2部)
東福製粉の株価は、12月中旬から東証2部の上場廃止を見越した値動きになっています。株価は徐々に下がり続け、廃止が決定した25日に66円の安値を更新しました。
業績を見ると、PERは70倍、PBRが0.38倍ですので、稼ぐ力さえ取り戻せば、割安な銘柄になります。
大株主の日本製粉による完全子会社化を期待して、株価がさらに安くなれば買っておくのはアリだと思います。「利益を確定できる日がいつになるのかわからない」というのが難点ですけどね。