日本マクドナルドホールディングス(2702)の株価急落
12月22日早朝、米国マクドナルドが、保有する日本マクドナルド株の売却を検討していると報道されました。
現在、米マクドナルドは、日本マクドナルド株の約50%を持つ大株主です。最大約33%を大手商社や投資ファンドに売却するそうです。
本日の一部報道にて、米国マクドナルド社による日本マクドナルドホールディングス株式会社の株式売却に関する報道がございました。
本報道内容につきましては、当社としてコメントできることはございません。
日本マクドナルドは、このような発表を行いました。
日本マクドナルド日足チャート
今回の報道により、日本マクドナルドホールディングスの株価が急落します。22日終値は2,712円。前日比231円のマイナス、下落率7.85%となり、今年1番の下げとなりました。
チャートをご覧の通り、順調に値上がりしていた株価が、10月下旬の水準まで戻ってしまいました。
ただ、過去のマクドナルドの株価推移を考えますと、誰かが信用売りを仕掛けたと言うより、株主優待特有の株価上昇を期待して購入した投資家が、一斉に売却(利益確定)して逃げた印象がします。
マクドナルドの株主優待の権利付最終日(12月25日)が近づいているので、下手に空売りをすると逆日歩がついて面倒なことになります。
また、優待投資家のベテランは、マクドナルドをもっと安い値段で買っているでしょうから、この程度の下げはノーダメージです。
結局のところ、当事者よりも周りが、あたふたしているだけではないでしょうか。