株主優待廃止の恨みは恐ろしい(日産車体)
個人投資家を惹きつける株主優待。優待投資法が存在するほど人気のあるオマケです。しかし、その株主優待が魅力的であればあるほど、廃止したときの反動は非常に大きなものとなります。
12月17日取引終了後、東証1部上場の日産車体(7222)は、株主優待の廃止を発表しました。
日産車体の株主優待は、オリジナルクオカードでした。
・100株以上・・・3,000円相当
・1,000株以上・・・5,000円相当
毎年3月末の株主は、日産車体を100株以上保有していればクオカード3,000円分がもらえました。
今回の発表により、日産車体の株価は急落します。
日産車体2015年12月17日~18日5分足チャート
17日終値が1,389円、18日安値が1,322円です。100株の株主は6,700円も資産が目減りしました。QUOカードは3,000円ですから、株主優待の金銭的価値より下がっています。
優待目当てで購入した投資家は、もう二度と戻ってきません。中長期的な株価はわかりませんが、値上がり益メインの投資家にとって、とんだ”とばっちり”になりました。