かっぱ寿司、赤字より重要な株主優待権利落ち日
カッパ・クリエイトホールディングス(7421)のつづきです。
本日2月26日は、2月決算企業の株主優待の権利落ち日でした(カッパは2月)。25日までに2月決算企業の株を購入すると、株主優待がもらえました(25日が権利付最終日)。26日はその権利がなくなりますので、株価が下がりやすくなります。
ところが、カッパは、権利付最終日前日の2月24日午後12時30分、業績下方修正を発表しました。
株主であれば、「このタイミングで、それはないよ」と言いたいところです。業績は赤字幅拡大。赤字から大赤字への転落です。しかし、株価はほとんど反応しません。
カッパ・クリエイト日足チャート6ヶ月分
ご覧の通り、業績下方修正の発表よりも、株主優待の権利落ちの方が、株価への影響は大きいです。これが、株主優待の充実した銘柄の特徴です。
仮に、これから株価が下がることで、株主優待がさらに安く手に入ります。株価が下がれば下がるほど(株主優待が縮小・廃止されない限り)、株主優待利回りが高くなります。
とても興味深い現象です。