東芝をこれから買うなら、いつが良いか?
不適切会計の問題で揺れる東芝(6502)。株価も大きく下落しました。一方、逆張りを好む個人投資家は、この下落をチャンスととらえ、東芝株を購入しています。
では、これから東芝を買おうと考えている投資家は、どのタイミングで仕掛けるのが良いでしょうか?
仮に、管理人が東芝を買うなら、「年末まで待ちたい」です。その理由は以下になります。
上場廃止の可能性があるから
現在、東芝は上場維持になるとの情報が出ています。しかし、正式決定ではないです。万が一、東芝が上場廃止になると、売り注文が殺到し、株価は急落します。
上場廃止が絡む場合は、業績不振の企業に投資するのと異なり、細心の注意が必要になります。
少なくとも、特設注意市場銘柄の指定まで待ちたい
東芝は、上場廃止が回避され、特設注意市場銘柄になるとの情報があります。仮に、特設注意市場銘柄に指定されると、新聞では株価欄のいちばん最後「特設注意」という項目に掲載されます。
リソー教育日足チャート(2014年1月~3月)
ちなみに、2014年3月10日に指定されたリソー教育(4714)では、特設注意市場銘柄の指定後も株価の低迷がしばらく続きました。
東芝日足チャート(2015年2月~8月)
こちらは東芝の日足チャートです。株価が下落したとはいえ、上場維持を前提とした推移になっています。
2012年の安値234円、2009年の安値204円まで、まだまだ差があります。下がらなかったらあきらめるつもりで、安くなるまで待つのも有効でしょう。