サンワドーの上場廃止で株主優待はどうなるの?
4月10日取引終了後、東証1部上場のDCMホールディングス(3050)は、サンワドー(7430)を株式交換で完全子会社化すると発表しました。株式交換比率は、DCM「1」に対して、サンワドー「0.9」です。サンワドーの100株は、7月以降(上場廃止後)、DCM90株に換わります。
サンワドーの株主優待
サンワドーの権利確定日は2月20日。おそらく、2015年2月20日の株主優待が最後だと思われます。優待の内容は青森県産品もしくは商品券のどちらかを選択します。
・500株以上・・・3,000円相当
・1000株以上・・・5,000円相当
サンワドーを500株以上保有していれば株主優待がもらえます。
一方、DCMの株主優待は、100株以上の投資家が対象です。サンワドー500株はDCM450株に換わるので、そのまま優待投資を続けることもできます。
サンワドーの今後の株価
4月13日以降、両社の株価は、株主交換比率に合致した水準へ上昇(もしくは下落)します(サヤ寄せといいます)。DCMの10日終値が982円でサンワドーが691円。DCMの株価が下落しなければ、サンワドーは900円近辺まで急騰する計算になります。
2006年4月の高値945円にどこまで近づくか? に注目です。