アサヒ(2502)とキリン(2503)の株価はどうなっているの?
アサヒが31日終値ベースの時価総額でキリンを上回る、上場来初
アサヒグループホールディングス(2502)の時価総額がキリンホールディングス(2503)の時価総額を抜いたそうです。
※時価総額・・・会社の値段のひとつ。時価総額(ウィキ)
私達がいつも新聞やネット等で見ている値段は「株価」ですので、時価総額と聞いても、あまりピンと来ないかもしれません。時価総額の計算式は「時価総額=株価×発行済み株式数」です。両者の時価総額を計算してみましょう。
アサヒグループホールディングスの時価総額
2,813円(1月31日終値)×4億8358万5862株(発行済株式数)≒1兆3603億円
キリンホールディングスの時価総額
1,406円(1月31日終値)×9億6500万株(発行済株式数)≒1兆3567億円
このようになります。アサヒよりキリンの方が株数が約2倍多いので、アサヒの株価がキリンの株価の約2倍に値上がりしたところで、ようやく時価総額も上回りました。
アサヒとキリンの比較チャート10年分
10年前の株価を0と設定し、両社の株価がどれだけ値上がりしたかを表しています(単位は%)。黄色のグラフがアサヒ、青色のグラフがキリンです。2010年を過ぎた辺りから、両者の差がつき始めます。現在はアサヒがぶっちぎりで上回っています。
このチャートでは、アサヒがここ2~3年で株価が大きく上昇したことがわかります。カルピスの買収(2012年10月)が株価に良い影響を与えているようですね(アベノミクスとも時期が重なっています)。