サイバーステップのライツ・オファリング(2)
サイバーステップのライツ・オファリング(1.5)のつづきです。2月10日は、サイバーステップ(3810)新株予約権の権利落ち日でした。
権利落ち日の基準値
サイバーステップの新株予約権は、保有株と同数の新株を1株585円で買える権利です。9日終値は836円。計算しますと、
(836円+585円)÷2≒711円
となります。
2月9日:サイバーステップの親株1株(836円)
2月10日:サイバーステップの親株1株(?円)+新株1株(585円)=計2株
2月9日から10日にかけて、株主が保有する株数は2倍に増加する可能性があります。この状況が10日以降の株価に反映されます。10日の取引は、この711円が出発点です。
サイバーステップ日足チャート
日足チャート2ヶ月分です。右端のローソク足が2月10日のものです。始値801円、高値861円、安値778円、終値861円でした。150円ストップ高の861円まで上昇し、マネーゲームが起きています。
新株予約権の上場は2月16日(月)。サイバーステップは、山喜と同じく、新制度によるライツ・オファリングです。
新株予約権の値段は、サイバーステップの株価が上がれば上がるほど、高くなります。一方、585円に近づけば近づくほど値段が安くなります。本日の株価を見ている限りでは、これからも株価の乱高下は避けられないようです。