不二家のケーキの問題と株価
不二家レストラン古河東本町店で製造・販売した「ショートケーキS」についてのお知らせ(3)
12月26日、不二家(2211)は、ショートケーキについていた変色がカビであるとの調査結果を発表しました。
すでにみなさんはご存知かと思いますが、この問題は、カビのついたケーキの画像がツイッターに投稿されたことから始まりました。12月13日のことです。詳しい内容が知りたい方は、「不二家 ケーキ カビ ツイッター」のキーワードを組み合わせてヤフーやグーグルで検索してみてください。
では、今回の発表(および一連の騒動)により、株価はどのように変化したのでしょうか?
不二家2013年日足(10月~12月)
不二家2014年日足(10月~12月)
今回のポイントは、「株主優待の権利確定と時期が重なっていたこと」です。
毎年12月末の株主は、不二家の買物券(商品券・食事券)がもらえます。2014年は、「12月25日購入(権利付最終日)→26日売却(権利落ち日)」で優待の権利がもらえました。
上記画像をご覧の通り、問題が起きていない2013年では、権利落ち日になってから下落しています。一方、2014年は、ツイッター投稿の影響により、12月15日(14日は日曜日)から前倒しで下落しました。
不二家の正式発表が行われるころには、かなり沈静化しています。ケーキの問題による下落か、もしくは、優待権利落ちによる下落か、どちらの影響なのかわかりづらいです。
今後、どうなるかわかりませんが、ネットの注目度ほど、株価が下落していないのが現在の状況です。