隣国の経済状況がわかる指標
ここ数日、靖国関連が報道を賑わしています。そうすると、これらの情報を入手するたび、純粋に「周辺諸国の経済状況は、いったいどうなっているのか?」と興味がわいてくるかもしれません。
そこで、お隣の国「韓国」を知るなら、この指標を見ればわかりやすいよ、という銘柄を紹介したいと思います。
韓国総合株価指数200(先物)インバースインデックス
NEXT NOTES 韓国KOSPI・ベア ETN(銘柄コード:2034)
この銘柄は、韓国総合株価指数200(先物)と連動するように作られた金融商品(ETN) です。日本の株式市場に上場しています(12月27日終値11,620円、1口ずつ購入可能)。ただし、これは指数が下がると、銘柄の価格が上がります。
ざっくり言うと、「韓国の経済状況が悪くなり、市場全体が値下がりすると、金融商品の値段が上がる仕組み」です。
ここまで読んだところで、「管理人は反韓の人間か?」と判断されるかもしれませんが、そうではありません。
そもそも、この金融商品は「韓国経済がもうすぐ○○するから、大量に買って儲けてやろう!」という意図で購入するものではないからです。
仮に、管理人がこの銘柄を取引するなら、「韓国発の金融危機によって保有資産が減少したときの備え」として使います。俗に言う「掛け捨て保険」と同じです。
まず起きないだろうけど、万が一起きたときは、少なからず日本市場も影響を受けます。この銘柄を持っておけば、資産が目減りした分を補ってくれるかもしれません。普段の時は、この銘柄が含み損になっているくらいがちょうど良い、と思っていただいて結構です。
なお、この銘柄は指数に連動するからといって、必ず指数と同じ動きをするわけではありません。出来高が多くないため、マネーゲームの対象となった場合、株価が乱高下する可能性があります。
おそらく、多くの投資家は、指標としてチェックするだけかと思いますが、実際に投資する場合は、株価変動に十分ご注意ください。
また、この金融商品は多くの投資信託と同じように、売買手数料以外に信託報酬(0.8%)がかかります。個別株とは異なりますので、こちらもご注意ください。