(期間延長)東洋建設のTOBによる上場廃止と配当金、株主の今後について(TOB価格770円)
2022年3月22日11時、東証1部上場の※インフロニア・ホールディングス(5076)は東洋建設(1890)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
※インフロニア・ホールディングスは、2021年10月1日に新規上場した会社です。前田建設工業と前田道路、前田製作所の3社が経営統合しました。
TOBの条件について
(1)TOB価格・・・770円
(2)TOB期間・・・2022年3月23日(水)から5月19日(木)まで
(3)決済の開始日・・・2022年5月26日(木)
(4)買付予定株数・・・上限なし、下限4383万7790株
(5)証券会社・・・大和証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に無配
TOB価格770円、TOB期間は2022年3月23日(水)から5月19日(月)までの38営業日です。
手続きが順調に進むと、東洋建設は上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に2022年3月期の期末配当が無配になります。
東洋建設の株主はTOBに参加して保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が770円に近づいたら株式市場で売却できます。
東洋建設の今後の株価について
3月23日終値788円。株価がTOB価格にサヤ寄せしました。
今後、何もなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格770円で買い取ってもらえること、手続きを経験できることです。
具体的には、東洋建設株を購入した証券会社から、大和証券に移管して(移動して)売却します。
2022年5月26日以降に投資資金が戻ってきます。
東洋建設の配当金について
2022年3月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配になります。前回予想は1株20円、前期実績は1株25円でした。
ただし、無配になるのはTOB成立が条件です。不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
東洋建設の株主の今後について
東洋建設月足チャート
月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
リーマンショック以降に買った株主は含み益の状態です。仮に東洋建設の上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(1)TOBに参加するには大和証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)株価がTOB価格に到達しました。いつでも売却できます。