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片倉工業のMBOによる上場廃止と配当金、株主優待、株主の今後について(TOB価格2,150円)

2021年11月8日、東証1部上場の片倉工業(3001)がMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を発表しました。

TOBの条件について

(1)TOB価格・・・2,150円
(2)TOB期間・・・2021年11月9日(火)から12月21日(火)まで
(3)決済の開始日・・・2021年12月28日(火)
(4)買付予定株数・・・上限ナシ、下限2214万6000株
(5)証券会社・・・みずほ証券
(6)配当、優待・・・TOB成立を条件に無配、廃止

TOB価格2,150円、TOB期間は2021年11月9日(火)から12月21日(火)までの30営業日です。手続きが順調に進むと、片倉工業は上場廃止になります。

これに伴い、TOB成立を条件に2021年12月期の期末配当が無配になり、株主優待も廃止されます。

片倉工業の株主はTOBに参加して2,150円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が2,150円に近づいたら株式市場で売却できます。

片倉工業の株価について

11月9日終値2,222円。前日比400円ストップ高です。株価がサヤ寄せし、TOB価格2,150円を上回りました。

投資家はTOB価格を安すぎると判断しているようです。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格2,150円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。

具体的には、片倉工業の株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。

2021年12月28日以降に投資資金が戻ってきます。

片倉工業の配当金について

2021年12月期の期末配当については、TOB成立を条件に無配となります。今期予想および前期実績ともに1株16円でした。

ただし、配当金がなくなるのはTOB成立が条件なので、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

片倉工業の株主優待について

(廃止になる優待)

(1)対象となる株主・・・毎年12月31日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主
(2)株主優待の内容(クーポン)
・100株以上・・・オンラインショップの10%オフクーポン
(3)株主優待の内容(自社商品等)
・100株以上・・・自社商品等1,000円相当
・1,000株以上・・・自社商品等2,000円相当
・3,000株以上・・・自社商品等4,000円相当
※継続保有3年以上で2品選択

片倉工業の株主優待は、オンラインショップで使える10%オフのクーポンと自社商品等の組み合わせです。

毎年12月末の株主は年1回、優待がもらえました。自社商品等は肌着・はちみつ・優待券などの中から1品選びます。3年以上の株主は2品選べます。

次回、2021年12月優待が廃止となり、2020年12月優待が最後です。

ただし、優待についても廃止されるのはTOB成立が条件なので、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

権利付き最終日は2021年12月28日です。オススメしませんが、復活を期待して、優待の権利をもらうこともできます。

片倉工業の株主の今後について

片倉工業月足チャート

片倉工業月足チャート

月足チャート5年分です。リーマンショック後に買った株主はほとんどが含み益の状態です。仮に片倉工業の上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(3)優待投資家・・・別の銘柄に乗り換える(例外あり)

(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)株価がTOB価格を上回っています。いつでも売れます。

(3)優待廃止がわかるのは12月22日以降です。スケジュールがタイトになりますが、廃止決定後に別の12月優待銘柄に乗り換えます。上記の通り、権利付き最終日は2021年12月28日です。12月28日までに買えば間に合います。

ただし、株価がTOB価格を上回っているので、TOB期間が延長される可能性や、TOB不成立の可能性もあります。

延長された場合は、結果を待ってから別の12月優待銘柄に乗り換えるのは無理です。1月優待や2月優待を選びます。

また、TOB不成立の場合は優待が復活します。株主を継続して優待の到着を待ちます。

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