サカイオーベックスの上場廃止日決定(2021年12月10日)
サカイオーベックスの続きです。
東証1部上場のサカイオーベックス(3408)の上場廃止日が決定しました。
上場廃止日は2021年12月10日(金)、売買最終日は2021年12月9日(木)です。
サカイオーベックスの株主は、売買最終日までに売却しないと、保有株が強制的に買い取られて、12月14日以降に「3,810円×株数」の投資資金が戻ってきます。
11月9日の臨時株主総会で承認されると実施されます。
サカイオーベックス週足チャート
(1)2021年2月9日・・・MBO発表(1回目)TOB価格2,850円
(2)2021年3月8日・・・TOB価格3,000円に引き上げ
(3)2021年3月25日・・・MBO不成立(1回目)
(4)2021年7月27日・・・MBO発表(2回目)TOB価格3,810円
(5)2021年9月9日・・・MBO成立(2回目)
(6)2021年12月10日・・・上場廃止
(1)2月9日後場にMBO(経営陣等による自社買収)の1回目を発表しました。TOB価格は2,850円です。株価がサヤ寄せし、3,000円超になりました。
(2)連日、株価がTOB価格を上回ったため、TOB価格が3,000円に引き上げられました。
(3)それでも株主の応募が集まらず、1回目は不成立となりました。発表翌日に株価が急落しています。
(4)MBOの2回目を発表しました。TOB価格は3,810円です。発表後に株価が急騰し、サヤ寄せします。1回目と異なり、株価がTOB価格近辺で推移しました。
(5)2回目でようやくMBOが成立しました。ただ、成立後に株価が急騰し、高値5,540円をつけます。市場に流通する株数が少ないこともあり、マネーゲームが起きたようです。
(6)上記の通り、臨時株主総会での承認後に、サカイオーベックスが上場廃止となります。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。