光陽社のMBO失敗で上場維持決定
光陽社がTOB価格を1,060円に引き上げるの続きです。
東証2部上場の光陽社(7946)はMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を行っていました。
(1)TOB価格・・・1,060円
(2)TOB期間・・・2021年3月9日(火)から6月11日(金)までの65営業日
(3)決済の開始日・・・2021年5月21日(金)
(4)買付予定株数・・・上限なし
(5)証券会社・・・SBI証券
(6)配当・・・TOB成立を条件に廃止
TOB価格を1,060円に引き上げた後、TOB期間を延長し、6月11日までの65営業日になっています。
6月12日(土)9時にTOBの結果が発表されて、「不成立」となりました。これにより、光陽社の上場維持が決定しました。
TOBの結果について
今回のTOBの購入株数に下限47万7412株が設定されています。株主が応募した株数が下限を上回ると、光陽社の株はすべて買い取られます。
これに対して、株主が応募した株数の合計は30万6758株でした。
下限に届かなかったため、TOBは不成立です。
TOBに応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、光陽社の株が全て戻ってきます。
戻ってきた株は株式市場で売却できます。