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ライツ・オファリングで株主ができることとは?

2013.12.15

ライツ・オファリング(新株予約権)。新興市場の上昇率・下落率ランキングでときどき見かける思います。コード番号+末尾に「9」がついた5ケタの数字です。SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(以下SE社)のコード番号が(9478)ですから、新株予約権のコード番号は(94789)です。

2013年12月6日時点の株主は、SE社から新株予約権をもらえます。この新株予約権が、SE社の株価上昇と重なって、とんでもない値上がりとなっています。

新株予約権は難しい印象がしますが、株主にとっては「商品割引券」と同じイメージです。株を買うと、同じ株を安く買える権利がもらえる。パンを買えば、同じパンを○○円割引で買える割引券です。

SE社の新株予約権の特徴は、(1)持っている株数の半分を116円で買えることと、(2)新株予約権を株式市場で売買できることの2つです。

(1)保有株数の半分を株価116円で買える

仮に、SE社の株を200株持っていれば、新株予約権を使うと、100株を116円で購入できます。12月13日の株価は369円ですから、

(369円-116円)×100株=25,300円

が儲けとなります(売買手数料および税金のぞく)。ただし、新株予約権を使える期間が2014年1月14日(火)~2月5日(水)までとなっています。そのときの株価がどのようになっているかわかりませんので、儲けが25,300円より増減している可能性があります。

(2)新株予約権を株式市場で売買できる

コード番号(94789)と書きました。取引できる期間は2013年12月9日(月)~2014年1月30日(木)までです。すでに取引は始まっています。上がっていることも前述どおりです。

SEH&I株と新株予約権2013年12月13日気配値画像

947820131213

両者ともにストップ高です。SE社の株が値上がりしているから、それにつられて新株予約権も値上がりしています。

ちまたに広がっている「株価と新株予約権との関係式」はこちらです。

(株価-116円)÷2=新株予約権の値段

SE社の369円を当てはめると、(369-116)÷2=126.5となり、現在の新株予約権の値段は120円ストップ高買気配となります。

ただし、上で書いたように、株に換えて利益確定するにしても、来年1月14日以降の話です。SE社の株主は、この新株予約権をどうするか悩ましいところだと思います。

ざっくり場合分けすると、保有株を売る・売らないで2通り、新株予約権を売る・使う・捨てる(放置する)の3通りですから、2×3=6通りのパターンがあります。SE社を中長期保有するなら、新株予約権を捨てるのはもったいないからやめたほうがいいです。

なぜなら、新株予約権を使った株主の株数が最大1.5倍に増加しているからです。一方、捨てた株主は株数がそのままですから、株主としての権利が相対的に不利になります。捨てるなら株式市場で売った方が、まだマシです。

株主の状況はいろいろですから、正解の選択肢がどれかわかりません。SE社の株式・新株予約権ともに、最も高い値段で売るのは、ほぼ不可能です。儲け損なうにしても、株主が納得する形で落ち着けば良いなと思っています。

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