光陽社、サイブリッジの大量保有で株価急騰
光陽社の続きです。
東証2部上場の光陽社(7946)はMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を行っています。
TOB価格935円です。
発表後に株価がサヤ寄せし、寄り付いたあとはTOB価格を上回って推移しています。
3月22日10時ごろ、IT企業のサイブリッジが光陽社を5.15%保有したと発表し、株価が急騰しました。
光陽社日足チャート
3月23日終値987円。22日に高値1,050円をつけました。
サイブリッジの保有目的は「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこともありうる」です。
重要提案行為等とは「TOB価格の見直し等」です。
TOB不成立の可能性について
株価がTOB価格を上回るので、株主はTOBに申し込まなくても株式市場で売却すれば、TOB価格より高い値段で売ることができます。
このままの状態が続くと、TOBに申し込む一般株主がいなくなり、不成立になる可能性が高まります。
今後、TOB価格の引き上げが行われるのか注目です。