日本アジアグループのTOB(第2回)の条件について(TOB価格910円→960円→970円)
日本アジアグループの続きです。
2021年3月18日朝、旧村上ファンド系投資会社「シティインデックスイレブンス」の第2回TOB(株式公開買い付け)が実施される可能性があると会社側が発表しました。17日にプレスリリースを受け取ったそうです。
シティインデックスによるTOBの条件について(追記)
(1)TOB価格・・・970円
(2)TOB期間・・・2021年4月27日(火)から7月30日(金)までの63営業日
(3)決済の開始日・・・2021年8月6日(金)
(4)買付予定株数・・・上限ナシ、下限ナシ
(5)証券会社・・・三田証券、マネックス証券
(6)優待、配当・・・廃止(予定)
TOB価格910円です。この金額は、撤回した第1回の1,210円から特別配当300円を差し引いたものです。
さらに、会社側が期末配当を実施する場合は、910円から期末配当を差し引いた金額がTOB価格になります。
例えば、期末配当が10円だとすると、
・TOB価格=910円-10円=900円
となり、TOB価格900円に変更されます。
また、特別配当300円が臨時株主総会(4月下旬)で否決された場合はTOB価格が1,210円になります。
シティインデックスイレブンスは特別配当に賛成するそうです。
(追記)
TOBが開始されました。TOB価格が910円から970円に引き上げられて、TOB期間も2021年4月27日から7月30日までに延長されました。
TOBに申し込む場合は、日本アジアグループ株を購入した証券会社から、三田証券またはマネックス証券に移管(移動)して売却します。
8月6日以降に投資資金が戻ってきます。
日本アジアグループ日足チャート
3月19日終値946円。
シティ社のTOB価格910円に株価がサヤ寄せしています。特別配当の権利落ち後にリバウンドしたのですが、TOBの影響で値下がりしました。
次は期末配当と株主優待の権利です。権利付き最終日は3月29日(月)、権利落ち日が3月30日(火)です。
会社側が実施するか保留しているので、近日中に詳細が発表されるでしょう。