日本アジアグループの特別配当の権利落ち日
日本アジアグループの続きです。
・3月16日までの株主は特別配当300円がもらえた
・臨時株主総会にも参加できる
・配当権利落ち日に株価急落
・株価の下落分が特別配当(の権利)になる
昨日、3月16日(火)は、日本アジアグループ(3751)の特別配当の権利付き最終日でした。16日までに日本アジアグループの株主になれば、特別配当300円(の権利)がもらえました。
また、4月下旬の臨時株主総会に参加して、議決権を行使できます。可決されれば特別配当がもらえます。
そして本日3月17日。権利落ち日ですから、これから買っても特別配当はもらえません。
・3月16日までに株主・・・特別配当あり
・3月17日からの株主・・・特別配当なし
となります。
一般的に、配当権利落ちになると、配当金の分だけ株価が下がります。
日本アジアグループ16日終値は1,177円。特別配当300円を差し引くと、17日の基準値は877円となります。
17日は877円から始まります。
日本アジアグループ3月17日株価
始値952円、高値1,027円、安値950円、終値1027円、出来高63万3200株でした。150円ストップ高になっています。ストップ高なのに前日比150円安でした。興味深い現象です。
日本アジアグループ日足チャート
配当金の金額が大きいほど、権利落ち日の株価下落も大きくなります。株主が損をしたわけではなく、株価の値下がり分が特別配当(の権利)になっただけです。
100株の株主の場合
・3月16日(権利付き最終日)・・・日本アジアグループ100株(11万7700円)
・3月17日(権利落ち日)・・・日本アジアグループ100株(10万2700円)+特別配当30,000円=13万2700円
・13万2700円-11万7700円=15,000円の増加
株主は特別配当の権利をもらいつつ、保有株の含み益が増えています。本日の株価上昇により(877円より高くなった)、かなり儲かりました。
もちろん、臨時株主総会で承認可決されないと意味がありません。3月16日発表時点で11.83%を保有する投資ファンド「シティインデックスイレブンス」の動向に注目です。