(追記あり)テクノ・セブンの上場廃止と配当金、株主の今後について(2021年3月22日廃止)
12月16日、TCSホールディングスはジャスダック上場のテクノ・セブン(6852)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
・TOB価格2,000円
・みずほ証券でTOB申込可能
・TOB成立を条件に期末配当が廃止
(追記)2021年3月22日上場廃止
TOB価格2,000円、TOB期間は2020年12月17日(木)から2021年2月8日(月)までの33営業日です。
手続きが順調に進むと、テクノ・セブンは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に期末配当が廃止されます。
テクノ・セブンの株主はTOBに参加して、2,000円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が2,000円に近づいたら株式市場で売却することができます。
テクノ・セブンの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
12/16 | 1,275 | - |
12/17 | 1,575 | +300 |
12/18 | 1,975 | +400 |
12/21 | 2,000 | +25 |
12月17日終値1,575円。18日以降も株価がTOB価格にサヤ寄せする予定です。
その後は何もなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
12月21日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格2,000円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、テクノ・セブン株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。
2021年2月16日以降に投資資金が戻ってきます。
テクノ・セブンの配当金について
2021年3月期の配当金がTOB成立を条件に廃止されます。前回の予想は1株30円でした。
TOB成立を条件に廃止されるため、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
テクノ・セブンの株主の今後について
テクノ・セブン月足チャート
月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
2017年に購入した投資家の中に含み損の方がいますが、多くの株主は含み益の状態です。仮にテクノ・セブンの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)12月18日夜間取引から売却できます。SBI証券、楽天証券、松井証券などで購入した方は試してみてください。
(3)同時発表のアンドールやアイレックスに比べて、TCSホールディングスの保有比率が低いです。TOB価格の引き上げに期待したいです。
(追記)テクノ・セブンの上場廃止日決定
テクノ・セブンの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2021年3月22日(月)、最終売買日は3月19日(金)です。
テクノ・セブンの株主は、売買最終日までに売却しないと、2,000円で強制買い取りとなります。3月24日以降、「2,000円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。