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(追記あり)アンドールの上場廃止と配当金、株主の今後について(2021年3月22日廃止)

2020.12.17

12月16日、TCSホールディングスはジャスダック上場のアンドール(4640)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

・TOB価格625円
・みずほ証券でTOB申込可能
・TOB成立を条件に期末配当が廃止
(追記)2021年3月22日上場廃止

TOB価格625円、TOB期間は2020年12月17日(木)から2021年2月8日(月)までの33営業日です。

手続きが順調に進むと、アンドールは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に期末配当が廃止されます。

アンドールの株主はTOBに参加して、625円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは株価が625円に近づいたら株式市場で売却することができます。

アンドールの今後の株価について

日付 株価 前日比
12/16 437
12/17 517 +80
12/18 617 +100
12/21 625 +8

12月16日終値437円。17日以降、株価がTOB価格にサヤ寄せする予定です。

その後は何もなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

12月21日にTOB価格に到達するでしょう。

TOBに参加するメリットについて

メリットはTOB価格625円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。

具体的には、アンドールの株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。

2021年2月16日以降に投資資金が戻ってきます。

アンドールの配当金について

アンドールの配当金について

2021年3月期の期末配当が、TOB成立を条件に廃止されます。前回の予想は1株3円でした。

TOB成立を条件に廃止されるため、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

アンドールの株主の今後について

アンドール月足チャート

アンドール月足チャート

月足チャート5年分です。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。

2018年に購入した投資家の中に含み損の方がいますが、多くの株主は含み益の状態です。仮にアンドールの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・夜間取引または株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待

(1)TOBに参加するには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)12月18日夜間取引から売却できます。SBI証券、楽天証券、松井証券などで購入した方は試してみてください。

(3)ダメ元でTOB価格の引き上げに期待したいです。

(追記)アンドールの上場廃止日決定

アンドールの上場廃止までのスケジュールが決定しました。

上場廃止日は2021年3月22日(月)、最終売買日は3月19日(金)です。

アンドールの株主は、売買最終日までに売却しないと、625円で強制買い取りとなります。3月24日以降、「625円×株数」の投資資金が戻ってきます。

株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。

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