島忠、DCMによるTOBは不成立
島忠のTOB、DCMとニトリの条件を比べるの続きです。
東証1部上場のDCMホールディングス(3050)とニトリ(9843)による島忠(8184)のTOB合戦。先にDCMホールディングスのTOB期間が終了しました。
TOB価格は4,200円、TOB期間は2020年10月5日(月)から12月11日(金)までの48営業日です。
12月14日取引終了後に結果が発表されて、「不成立」となりました。
TOBの結果について
今回のTOBは上限ナシ、下限1947万7700株に設定されています。株主が応募した株数が下限を上回ると、島忠の株はすべて買い取られます。
これに対して、株主が応募した株数の合計は32,345株でした。
下限に届かなかったため、TOBは不成立です。
DCMのTOBに応募した株主の今後について
DCMホールディングスのTOBに応募した株主は、島忠の株が全部戻ってきます。
戻ってきた株は株式市場で売却できますし、ニトリのTOBに申し込むこともできます。
TOB価格5,500円、TOB期間は2020年12月28日(月)までです。
島忠日足チャート
12月15日終値5,480円。DCM不利の情報が伝わってから、ニトリのTOB価格の水準で横ばいが続いています。DCMの結果が出ても変わりません。
ニトリによるTOBの結果は12月29日以降にわかります。