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常磐開発、投資ファンドの大量保有で株価上昇中

2020.12.08

常磐開発、TOB価格を1,500円上回る(制限値幅4倍)の続きです。

ジャスダック上場の常磐開発(1782)はMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を行っています。

TOB価格7,800円です。

発表後に株価が急騰し、寄り付いた後も上昇が止まりません。12月7日に高値9,520円をつけました。

12月1日、投資ファンド「ブラッククローバーリミテッド」が常磐開発を5%以上保有したと発表し、3日と8日も買い増しを発表しています。

常磐開発日足チャート

常磐開発日足チャート

12月8日終値9,420円。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。直近の株価はTOB価格を上回って推移しています。

8日発表時点のブラッククローバーの保有比率は7.71%。平均単価は約8700円。TOB価格より高い値段で買っています。

投資目的は「純投資および状況に応じて重要提案行為等を行うこと」です。

TOB不成立の可能性について

株価がTOB価格を上回っているので、株主は、わざわざTOBに申し込まなくても株式市場で売却すれば、TOB価格より高い値段で売ることができます。

このままの状態が続くと、TOBに申し込む一般株主がいなくなり、TOBが不成立になる可能性が高くなります。

大株主の常磐興産や金融機関等の申し込みで、成立に必要な3分の2以上をクリアするか注目です。

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