(追記あり)プラマテルズの上場廃止と配当金、株主の今後について(2021年2月12日廃止)
11月26日、東証1部上場の双日(2768)は子会社を通じて、プラマテルズ(2714)に対してTOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
・TOB価格770円
・auカブコム証券でTOB申込可能
・TOB成立を条件に期末配当を廃止
(追記)2021年2月12日上場廃止
TOB価格770円、TOB期間は2020年11月27日(金)から2021年1月14日(木)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、プラマテルズは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に期末配当も廃止されます。
プラマテルズの株主はTOBに参加して、770円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が770円に近づいたら株式市場で売却することができます。
プラマテルズの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
11/26 | 560 | - |
11/27 | 660 | +100 |
11/30 | 760 | +100 |
12/1 | 770 | +10 |
11月26日終値560円。
27日以降、株価がTOB価格にサヤ寄せする予定です。その後は何も起きなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
12月1日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットはTOB価格770円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、プラマテルズ株を購入した証券会社から、auカブコム証券(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に移管して(移動して)売却します。
2021年1月21日以降、投資資金が戻ってきます。
プラマテルズの配当金について
2021年3月期の期末配当が廃止されます。前回の予想は未定、前期の実績は1株12円でした。
ただし、配当金の廃止はTOB成立が条件ですから、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
プラマテルズの株主の今後について
プラマテルズ月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
2017年~2018年に購入した株主の一部は含み損のようです。仮にプラマテルズの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(3)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(1)TOBに参加するには、auカブコム証券または三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)11月30日の夜間取引から売却できます。SBI証券、楽天証券、松井証券などでプラマテルズを購入した株主は試してみてください。
その他の方は12月1日に売却できます。
(3)プラマテルズの1株純資産は1,200円超です。おそらく、12月1日は2営業日(11/27、11/30)連続ストップ高が続いたあとの取引になるので、株価が大きく動く可能性があります。
含み損の方は、株価が急騰したときに利益確定できると良いですね。ダメ元でTOB価格の引き上げを期待するのもアリです。
(追記)プラマテルズの上場廃止日決定
プラマテルズの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2021年2月12日(金)、売買最終日は2月10日(水)です(※2月11日は建国記念の日)。
プラマテルズの株主は、売買最終日までに売却しないと、770円で強制買い取りとなります。2月16日以降、「770円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。