島忠のTOB、DCMとニトリの条件を比べる(※TOB期間延長)
島忠の上場廃止と株主優待、配当金、株主の今後についての続きです。
10月29日取引終了後、東証1部上場のニトリホールディングス(9843)が島忠(8184)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと正式発表しました。
DCMホールディングス(3050)とニトリホールディングスとのTOB合戦、島忠争奪戦の始まりです。そこで、両社のTOBの条件を比較してみたいと思います。
DCMホールディングスによるTOB(島忠:賛同→留保)
(1)TOB価格・・・4,200円
(2)TOB期間・・・2020年10月5日(月)から12月11日(金)までの48営業日
(3)決済の開始日・・・2020年12月17日(木)
(4)買付予定株数・・・上限:ナシ、下限:1947万7700株
(5)証券会社・・・SMBC日興証券
(6)配当と優待・・・廃止
(7)結果・・・不成立
10月2日に正式発表されたDCMホールディングスの条件です。TOB価格4,200円。
島忠の上場廃止を前提としたTOBです。購入する株数に上限なし。下限は1947万7700株です。
株主の応募が下限を上回ると、全て買い取ってもらえます。逆に、下限を下回ると、TOB不成立となり、応募した株は全て株主に戻ってきます。
証券会社はSMBC日興証券。応募するには口座が必要です。店舗でもネットでも応募可能です。
配当金は廃止され、株主優待もなくなる予定です。
ニトリホールディングスによるTOB(島忠:賛同)
(1)TOB価格・・・5,500円
(2)TOB期間・・・2020年11月16日(月)から12月28日(月)までの30営業日
(3)決済の開始日・・・2021年1月6日(水)
(4)買付予定株数・・・上限:ナシ、下限:1947万7600株
(5)証券会社・・・大和証券
(6)配当と優待・・・廃止
ニトリホールディングスのTOB価格は5,500円です。
TOB期間はご覧の通りです。こちらも島忠の上場廃止を前提としたTOBです。購入する株数に上限なし。下限は1947万7600株です。
証券会社は大和証券。応募するには口座が必要です。店舗でもネットでも応募可能です。
配当金は廃止され、株主優待もなくなる予定です。