(追記あり)川金ホールディングスの上場廃止と配当金、株主の今後について(2021年2月17日廃止)
9月30日、東証2部上場の川金ホールディングス(5614)がMBO(経営陣等による自社買収)を発表しました。
・TOB価格388円
・みずほ証券でTOB申込可能
・TOB成立を条件に中間配当と期末配当が廃止
(追記)2021年2月17日上場廃止
TOB価格は388円、TOB期間は2020年10月1日(木)から11月17日(火)までの33営業日です。
手続きが順調に進むと、川金ホールディングスは上場廃止になります。
川金ホールディングスの株主は、TOB(株式公開買い付け)に参加して、388円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が388円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
川金ホールディングスの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
9/30 | 305 | - |
10/1 | - | 停止 |
10/2 | 385 | +80 |
10/5 | 388 | +3 |
9月30日終値305円。10月1日は東証のシステム障害で全銘柄が売買停止となりました。
2日以降にサヤ寄せが起きる予定です。その後、何も起きなければ上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格388円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、川金ホールディングス株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。
11月25日以降、投資資金が戻ってきます。
川金ホールディングスの配当金について
2021年3月期の中間配当および期末配当は、TOB成立を条件に廃止になります。
前回の予想では、中間配当3.75円、期末配当3.75円の計7.5円でした。
ただし、配当金の廃止はTOB成立が条件なので、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。
川金ホールディングスの株主の今後について
川金ホールディングス月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
TOB価格より安い値段で買った株主は含み益、逆に高い値段で買った株主は含み損の状態です。
仮に、川金ホールディングスの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(1)TOBに申し込むには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)2017年~2018年に買った株主に含み損の方が多いです。
ダメ元でTOB価格の引き上げに期待したいです。物言う投資家が現れると良いですね。
(3)10月1日のシステム障害で不透明な状況です。仮に、10月2日に再開されるなら、2日または5日に売ることができるでしょう。
(追記)川金ホールディングスの上場廃止日決定
川金ホールディングスの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2021年2月17日(水)、売買最終日は2月16日(火)です。
川金ホールディングスの株主は、売買最終日までに売却しないと、388円で強制買い取りとなります。2月19日以降、「388円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。