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日信工業、ケーヒン、ショーワのTOB開始と配当金、株主の今後について

日信工業、ケーヒン、ショーワの上場廃止と株主優待、株主の今後についての続きです。

9月1日、東証1部上場の本田技研工業(7267)によるTOBのスケジュールが発表されました。

(1)日信工業(7230)・・・TOB価格2,250円
(2)ケーヒン(7251)・・・TOB価格2,600円
(3)ショーワ(7274)・・・TOB価格2,300円
(4)TOB期間・・・2020年9月2日(水)から10月15日(木)までの30営業日
(5)決済の開始日・・・2020年10月22日(水)
(6)証券会社・・・野村證券
(7)配当金・・・中間配当が無配になる

TOB価格は、日信工業が2,250円、ケーヒンが2,600円、ショーワが2,300円です。前回発表の値段と変わりません。

TOB期間は2020年9月2日(水)から10月15日(木)までの30営業日です。3社ともに同じスケジュールです。

手続きが順調に進むと、3社は上場廃止になります。これにともない、2021年3月期の中間配当が無配になります。日信工業の株主優待はすでに廃止になりました。

3社の株主は、TOBに参加して、TOB価格で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株式市場で売却することができます。

日信工業、ケーヒン、ショーワの今後の株価について

・9月2日終値・・・日信工業2,249円、ケーヒン2,598円、ショーワ2,297円

コロナの影響で急落しましたが、直近ではTOB価格付近で横ばいになっています。今回の発表により、TOB価格に限りなく近づきました。

今後、何も起きなければ、上場廃止まで続く見込みです。

TOBに参加するメリットについて

メリットは、それぞれのTOB価格で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。

具体的には、株を購入した証券会社から野村證券に移管して(移動して)売却します。

10月22日以降、投資資金が戻ってきます。

3社の株主の今後について

日信工業週足チャート

日信工業週足チャート

ケーヒン週足チャート

ケーヒン週足チャート

ショーワ週足チャート

ショーワ週足チャート

2019年10月30日にTOBの発表がありました。それ以降、3社ともに、ほとんど同じ値動きになっています。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(3)優待投資家・・・別の銘柄に乗り換える

(1)TOBに参加するには野村證券の口座が必要です。口座を持っている方はTOBに参加してみてはいかがでしょうか。

(2)株価とTOB価格がほぼ同じ水準です。いつでも売却できる状態です。

(3)2019年に廃止を発表しているので、すでに別の銘柄に乗り換えているでしょう。これからの方は、できるだけ早く乗り換えることをオススメします。優待がない銘柄で投資資金を眠らせるのは、もったいないです。

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