小島鉄工所、MBOによるTOB成立
小島鉄工所の続きです。
名証2部上場の小島鉄工所(6112)は、MBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)を行っていました。
・TOB成立
・TOB価格を引き上げた後は静かな値動き
TOB価格は620円、TOB期間は2020年6月29日(月)から8月20日(木)までの36営業日です。
8月21日10時に結果が発表されて、「TOB成立」しました。
TOBの結果について
今回のTOBは、購入株数に下限が設定されています。66万9976株です。株主の応募がこの株数に満たない場合は、すべての買付が行われません。
これに対して、株主が応募した株数の合計は83万8727株でした。下限をクリアしたので、応募した株数はすべて買い取られます。
議決権が約84%になることから、今後、上場廃止に向けた手続きが進む見込みです。
応募した株主の今後について
TOBに応募した株主は、8月27日以降、「620円×株数」の投資資金が戻ってきます。
例えば、100株応募した場合
TOB価格620円×100株=62,000円
となり、投資資金62,000円が戻ります。口座が反映される時期は送金方法によって異なります。
気になる方は、SMBC日興証券に聞いてみてはいかがでしょうか。
小島鉄工所日足チャート
8月21日終値617円。TOB価格が570円から620円に引き上げられてから、株価がTOB価格を超えることがなくなりました。
今後、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。