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富士通フロンテックの上場廃止と配当金、株主の今後について

2020.07.30

7月30日、東証1部上場の富士通(6702)は、富士通フロンテック(6945)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。

・TOB価格1,540円
・みずほ証券でTOB申込可能
・TOB成立を条件に配当金が廃止

TOB価格は1,540円、TOB期間は2020年7月31日(金)から9月14日(月)までの31営業日です。

手続きが順調に進むと、富士通フロンテックは上場廃止になります。これに伴い、TOB成立を条件に2021年3月期の配当金が廃止されます。

富士通フロンテックの株主は、TOBに参加して、1,540円で買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,540円に近づいたら、株式市場で売却することができます。

富士通フロンテックの今後の株価について

日付 株価 前日比
7/30 1,696
7/31 1,540 -156

7月30日終値1,696円。28日からの急騰で株価がTOB価格を超えています。

今後、TOB価格付近まで下落し、その後は何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。

現時点で、飛びついて買った投資家は含み損になる可能性が高いです。

TOBに参加するメリットについて

メリットは、TOB価格1,540円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。

具体的には、富士通フロンテック株を購入した証券会社から、みずほ証券に移管して(移動して)売却します。

9月23日以降、投資資金が戻ってきます。

富士通フロンテックの配当金について

富士通フロンテックの配当金

2021年3月期の配当金は、TOB成立を条件に廃止になります。

前期の実績は中間配当1株11円、期末配当1株11円の計22円でした。

ただし、配当金の廃止はTOB成立が条件なので、不成立となった場合は元に戻る可能性があります。

富士通フロンテックの株主の今後について

富士通フロンテック月足チャート

富士通フロンテック月足チャート

月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。

TOB価格より安い値段で買った株主は含み益、逆に高い値段で買った投資家は含み損の状態です。

仮に、富士通フロンテックの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。

(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却

(1)TOBに申し込むには、みずほ証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。

(2)2017年に買った株主に含み損の方が多いです。

富士通フロンテックは、富士通がTOB前で53.3%の株を保有しています。状況は厳しいです。ただ、株価がTOB価格を超えた水準で長引くと、何かが起きるかもしれません。

(3)今回のTOBは、プレミアムではなく、ディスカウントです。これから株価がTOB価格を下回ることを前提に、少しでも高い値段で売りたいです。

28日以降に買った短期投資家は、すぐに撤退でしょう。

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