ニチイ学館、TOB期間延長(8月3日まで)と株価について
ニチイ学館の続きです。
7月9日12時、ニチイ学館(9792)のMBO(経営陣等による自社買収)によるTOB(株式公開買い付け)の条件が変更されました。
・TOB期間が8月3日まで延長
・TOB価格に変更なし
詳細は以下の通りです。
MBOによるTOB(会社推奨)
(1)TOB価格・・・1,500円(変更なし)
(2)TOB期間・・・2020年5月11日(月)から8月3日(月)までの59営業日
(3)決済の開始日・・・2020年8月11日(火)
(4)買付予定株数・・・上限なし
(5)証券会社・・・野村證券
(6)株主優待・・・TOB成立を条件に廃止
前回の発表では、7月9日までの44営業日でした。今回、「8月3日(月)までの59営業日」に延長されました。
ニチイ学館の株主は、野村證券でTOBに申し込むと、8月11日以降に「1,500円×株数」の投資資金が戻ってきます。
ただ、TOB価格の引き上げはありません。
ニチイ学館日足チャート
7月9日終値1,585円。
株価が1,500円を上回っているので、このままだとTOBが不成立になる可能性が高いです。
もし、株主の応募が少なくて苦戦しているなら、延長だけ繰り返しても結果は同じです。
公開買付者は、公開買付期間を比較的長期に設定することにより、当社の株主及び本新株予約権者の皆様に本公開買付けに対する応募について適切な判断機会を確保するとともに、当社株式について公開買付者以外の者にも対抗的な買付け等を行う機会を確保し、もって本公開買付価格の適正性を担保することを企図しているとのことです。
長過ぎるTOB期間についても、TOBに申し込んだ株主が保有株を長期間拘束されて困ります。
その他の条件を変えずに、後出しでTOB期間だけ延長するなら、「10営業日だけ追加できる、など」とルールを決めた方が良さそうです。