ライクキッズ、TOB価格を上回る株価上昇
ライクキッズの上場廃止と株主の今後についての続きです。
6月12日、東証1部上場のライクキッズ(6065)の株価が、TOB価格1,005円を超えました。
ライクキッズについては、ライク(2462)がTOB(株式公開買い付け)を行っています。TOB期間は2020年6月10日(水)から7月21日(火)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、ライクキッズは上場廃止になる予定です。
ライクキッズ2020年6月12日5分足チャート
6月12日終値1,004円。TOB価格の水準に黄色の線を引いてみました。
10時30分ごろから急騰し、高値1,022円を付けました。
しかし、その後に失速。終値ではTOB価格を下回っています。
ライクキッズ日足チャート
日足チャートはこちら。6月11日から普通に取引できるようになり、12日は落ち着くかと思いました。
しかし、さらに出来高が増えて、株価も上昇しています。
同様のケースではニチイ学館があります。こちらは、ずっと、TOB価格を上回る水準で推移しているので、このままだとTOBが失敗する可能性があります。
ライクキッズはTOBが始まったばかりですから、もうしばらく時間がかかります。
6月15日以降も1,005円より高くなれば、会社側から新しい発表があるかもしれません。
ライクキッズの株主はTOB価格より高い値段で買った人がたくさんいます。TOB価格が引き上げられて、少数株主が報われる展開になれば良いですね。