ライクキッズの上場廃止と株主の今後について
6月9日、東証1部上場のライク(2462)はライクキッズ(6065)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと発表しました。
・TOB価格1,005円
・TOB期間:2020年6月10日~7月21日
・SMBC日興証券でTOB申込可能
TOB価格は1,005円、TOB期間は2020年6月10日(水)から7月21日(火)までの30営業日です。
手続きが順調に進むと、ライクキッズは上場廃止になります。
ライクキッズの株主はTOBに参加して1,005円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が1,005円に近づいたら、株式市場で売却することができます。
ライクキッズの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
6/9 | 772 | - |
6/10 | 922 | +150 |
6/11 | 1,005 | +83 |
6月10日終値922円。前日比150円ストップ高。株価がTOB価格にサヤ寄せしています。
今後、1,005円まで株価が上昇し、その後は何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
6月11日にTOB価格に到達するでしょう。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格1,005円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、ライクキッズ株を購入した証券会社からSMBC日興証券に移管して(移動して)売却します。
7月29日以降、投資資金が戻ってきます。
ライクキッズの株主の今後について
ライクキッズ月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いています。
TOB価格より安い値段で買った株主は含み益、逆に高い値段で買った株主は含み損の状態です。
仮に、ライクキッズの上場廃止が決定すると、株主の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場または夜間取引で売却
(1)TOBに申し込むにはSMBC日興証券の口座が必要です。口座がある方は試してみてください。
(2)2017年~2018年に買った株主の多くは含み損です。
ただ、ライクがすでに50%超を保有しているので、TOB価格引き上げは厳しい状況です。物言う投資家が現れると良いですね。
(3)10日の夜間取引から売却することができます。SBI証券・楽天証券・松井証券などで買った方は試してみてください。株式市場で売却する場合は11日から可能です。