(追記あり)ソニーフィナンシャルホールディングスの上場廃止と株主の今後について(2020年8月31日廃止)
5月19日取引終了後、東証1部上場のソニー(6758)はソニーフィナンシャルホールディングス(8729)に対して、TOB(株式公開買い付け)を行うと正式発表しました。
・TOB価格2,600円
・TOB期間:2020年5月20日~7月13日
・野村證券でTOB申込可能
(追記)2020年8月31日上場廃止
TOB価格は2,600円、TOB期間は2020年5月20日(水)から7月13日(月)までの39営業日です。
手続きが順調に進むと、ソニーフィナンシャルホールディングスは上場廃止になります。
ソニーフィナンシャルホールディングスの株主はTOBに参加して2,600円で保有株を買い取ってもらうか、もしくは、株価が2,600円に近づいたら株式市場で売却することができます。
ソニーフィナンシャルホールディングスの今後の株価について
日付 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
5/19 | 2,412 | - |
5/20 | 2,595 | +183 |
5月19日午後に報道があり、13時30分から株価が急騰します。東証は32分に売買を停止しました。
この日の終値は2,412円。2,463円買い気配です。
そして、5月20日終値2,595円。株価が上昇し、TOB価格にサヤ寄せしました。
今後、何も起きなければ、上場廃止まで横ばいが続く見込みです。
TOBに参加するメリットについて
メリットは、TOB価格2,600円で買い取ってもらえること、TOBの手続きを経験できることです。
具体的には、ソニーフィナンシャルホールディングスを購入した証券会社から野村證券に移管して(移動して)売却します。
7月20日以降、投資資金が戻ってきます。
ソニーフィナンシャルホールディングスの株主の今後について
ソニーフィナンシャルホールディングス月足チャート
月足チャートです。TOB価格の水準に黄色の線を引いてみました。
TOB価格より安い値段で買った投資家は含み益、逆に、高い値段で買った投資家は含み損の状態です。
仮に、ソニーフィナンシャルホールディングスの上場廃止が決定すると、投資家の損益も確定します。
(1)含み益の投資家・・・TOB参加
(2)含み損の投資家・・・TOB価格引き上げを期待
(3)資金回収を急ぐ投資家・・・株式市場で売却
(1)TOBに申し込むには野村證券の口座が必要です。口座がある方は試してみてはいかがでしょうか。
(2)一部、含み損の株主がいます。すでに親会社ソニーが65%を保有するので、状況はかなり厳しいです。
2,800円になれば、ほとんどの投資家が納得するんですけどね。
(3)株価がTOB価格に到達しました。いつでも株式市場で売却できる状態です。
(追記)ソニーフィナンシャルホールディングスの上場廃止日決定
ソニーフィナンシャルホールディングスの上場廃止までのスケジュールが決定しました。
上場廃止日は2020年8月31日(月)、売買最終日は8月28日(金)です。
ソニーフィナンシャルホールディングスの株主は、売買最終日までに売却しないと、2,600円で強制買い取りとなります。9月2日以降、「2,600円×株数」の投資資金が戻ってきます。
株主のみなさん、どうもお疲れさまでした。