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ガンホーの株価はこれから下がり続けるのか?(前編)

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ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)の株価が、このところ、さえません。これから、このまま値下がりするのではないか?との疑問が出てきます。しかし、個人的には「下がらない」に一票を入れたいです。

その理由は「TOB(株式公開買付)」にあります。

通常、株価の動きを見るにはチャート分析がよく用いられます。しかし、TOBが発表された銘柄に関しては、チャート分析は使わない方が良いです。株価への影響度を考えると、TOBはチャート分析を上回るからです。

同様の例では、業績の上方修正(下方修正)もあります。簡単な図だと

TOB>業績修正≧チャート分析

となります。

※ここから先はマニアックな内容ですので、初心者向けではありません。興味のある方のみご覧ください。

TOB(株式公開買付)とは?

ソフトバンクモバイル株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ

TOBとは、ざっくり言うと「ガンホー株を売りたい人は、この指止まれ」と公式に宣言することです。今回の買い手はソフトバンク。

TOB価格(買値)は34万0276円。TOB期間は4月1日から26日までとなります。

TOB価格が株価より高いときはプレミアム、株価より安いときはディスカウントと呼ばれます。今回のガンホーは、TOB価格<株価ですので、ディスカウントとなります。

ガンホー株主が、ソフトバンクに持株を売りたいときは、証券会社で別途売却の手続きを行います。TOB参加の手続きです。もちろん、株式市場でも売却可能です。

株主としては、できるだけ高い値段で売りたいでしょうから、TOB価格と株価を見比べながら、より高い値段の場所を選択します。

TOBと上場廃止の関係

今回のガンホーのTOBは、上場維持のケースです。

上場廃止とは、ガンホー株が(将来的に)株式市場で取引できないことを指します。今回は上場維持ですから、これからも普通に取引できます。

株価の動きとしては、おおまかに分けて

1、プレミアムTOB+上場廃止

2、ディスカウントTOB+上場廃止

3、プレミアムTOB+上場維持

4、ディスカウントTOB+上場維持

の4パターンがあります。ガンホーは4番目のパターンです。

過去、このブログで紹介していたTOBは、いつも1番目ばかりでした。典型的なチャートはこのような形です。

ミヤチテクノス(6885)日足チャート

68852013

TOB発表直後にぴょーんと値上がりし、そのまま横ばいが続きます。この横ばいの株価は、TOB価格とほぼ同じです。

前記「株主は、より高い値段の場所を選択します」の結果、両者の値段がほぼ同じになるわけです。

この現象を「サヤ寄せ」と言います。ガンホーは4番目のパターンですので、このような動きになりません。

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